発見!楳図かずおのすごいパワーと創造性

「楳図かずお大美術展」( 東京シティービュー )

六本木ヒルズの東京シティービューで「楳図かずお大美術展」が開催されています(3月25日まで)。楳図かずおと言えば、ホーラー漫画のイメージが強いです。そのリアルなタッチがけっこう際どく、私はそんなには好きな漫画家ではありませんでした。

彼には、いろいろな代表作がありますが、通して読んではいません。強いていえば「猫目小僧」が子供の頃の少年漫画誌に連載されているのや、短編の漫画(半魚人にされてしまう漫画はインパクトがありました)を読んだくらい。子供の頃、楳図かずおの漫画は心の奥底に迫ってくるような胸が痛くなるような展開とそれを具現化するためのリアルな絵が、正直、あまり好きにはなれなかったのです。

ただ、85歳になる楳図かずおが27年ぶりとなる101の連作を、それも絵として発表という美術館のチラシを見て、とてもそそられました。101点の作品を4年がかりで完成させた。つまり80歳過ぎてのその創作のエネルギー!チラシに印刷された絵からも、それはほとばしっていました。

会場に展示されていた緻密に描かれた新作絵画のひとつひとつにグイグイ引き込まれましたし、とても80歳過ぎのおじいちゃん(失礼ですが)が、描いたものとは思えないパワーと創造性。見ているだけで勇気がでてくる楳図かずおの仕事と感じました。還暦過ぎて、ああ私も年寄りなんてほざいている私が恥ずかしくなるくらいです。

今回の展示は、楳図かずおに触発されたアーティストとのコラボレーションの展示もあり、そこで楳図かずおの代表作と言われている「14歳」という漫画とのコラボに、漫画の全体像はわからないのですが、提示されていた世界観に曖昧模糊ですが、すごく胸を撃たれました。美術作品を見ていて、なかなかこのような経験はできません。

そんな想いでミュージアムショップに行くと、その「14歳」と展示の解説では対になっているという「漂流教室」が売られていました。全部買うと2万円超え。漫画に2万円払うのかどうか?少し迷ったのですが、どっさりと購入してしまいました。ということで、これからその漫画を読むのが楽しみなんです。

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